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記事一覧

2019年 ベスト・アルバム [旧録] 3位

第3位 V.A. 『アーリー・コンゴ・ミュージック 1946-1962』 EL SUR RECORDS 17年の『パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ』に続いて、原田尊志さんのエル・スール・レコーズから、深澤美樹さんが、中央アフリカの二つのコンゴでルンバと呼ばれ独自の発展を遂げたポピュラー音楽の黎明期の姿を、貴重な音源に日本語/英語併記のくわしい解説を付けてていねいに綴った豪華ボックス入り2CD+ブック。本作はたんに楽曲を発表...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 2位

第2位嘉手苅林昌 『島唄黄金時代の嘉手刈林昌』 アカバナー/TERURIN沖縄島唄の巨匠、〝風狂歌人〟嘉手苅林昌(かでかる・りんしょう)が、60年代後半に地元のマルテル・レコードに残したシングルから18曲を盤起こしで初復刻した録音集。編さんと解説は音楽評論家、プロデューサーの藤田正さん。乾いた音色の三線を弾きながら飄々と歌うというのが私の嘉手苅のイメージでした。本盤もそのイメージ通りとはいえ、69年に竹中労と出...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 1位

はじめに今回から「リイシュー・ベスト10」は、初めて世に出る旧録音も対象にすることから「旧録・ベスト10」と改めました。「新録・ベスト10」とは対照的に、日本のレーベルからリリースされた編集盤が中心です。編集盤は、企画・編集・選曲に当たった人物の視点や切り口がとくに重要です。そのような人材は限られているため、毎回、同じ編者の、同じレーベルに偏ってしまうのはやむをえないと思っています。フィジカル・メディア...

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2019年 ベスト・アルバム [新録] 10位

第10位なかの綾とCENTRAL 『リバース』 Vivid昨年第5位に選んだ、個人的に大ファンの歌手、なかの綾の『Double Game』に続く新作は、結成20周年を迎えたラテン音楽バンドCENTRALとのコラボレーション・アルバム。女心の痛々しさ、苦さ、切なさ、したたかさを昭和ラテン歌謡調で表現することにかけては、彼女の右に出る者はいません。しかし、本作ではそうしたロマンス歌謡的なしっぽりした世界観やいかがわしさは感じられません。...

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2019年 ベスト・アルバム [新録] 9位

第9位Mon Laferte 『Norma』 UNIVERSALチリ出身、メキシコ在住の女性シンガー・ソングライター、モン・ラフェルテの18年末発売の6作目。前作『Trenza』は、ナタリア・ラフォルカデ Natalia Lafourcade の『Musa 1&2』とともに、旧き良き時代のラテン歌謡回帰で話題になりました。本作はそれと較べてレトロ色が弱まったものの、バラーダ、ロック、フォーク、ロッカ・バラード、ヒップホップ、マンボ、クンビア、ボレーロ、フィー...

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2019年 ベスト・アルバム [新録] 8位

第8位Angelique Kidjo 『Celia』 Deccaトーキング・ヘッズの名作『Remain in Light』の全曲カヴァーで高い評価を受けた西アフリカのベニン出身の女性シンガー、アンジェリーク・キジョーが、キューバ出身のサルサの女王セリア・クルースのレパートリーをカヴァー。セリア・トリビュート集といえば、キューバ出身米国在住の実力派歌手アイメー・ヌビオラ Aymee Nuviola が、セリア晩年のアルバムをプロデュースしたサルサ界の大物プ...

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プロフィール

tpokjazz

Author:tpokjazz
50歳から走り始め、月平均走行距離200〜300kmの早朝型フォアフット・ランナー。フル・ベスト3時間33分09秒。最近はウルトラ・マラソンにはまっています。介護施設の管理者のかたわら、音楽ライターとして『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』でワールド・ミュージックを中心に執筆。郷土史家みたいなこともやっています。