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記事一覧

2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈リイシュー〉【第2位】

第2位 O.K. Jazz 『The Loningisa Years 1956-1961』 2LPs(限定盤) コンゴ56年6月6日、ベルギー領コンゴ(現コンゴ民主共和国)の中心都市レオポルドヴィル(現キンシャサ)で結成されたOKジャズ。創設メンバーには当時17歳のシャイな青年ギタリスト、ルアンボ・マキアディこと、フランコがいました。OKジャズはメンバーの激しい入れ替わりを経験しながら、60年代以降、フランコのもと、彼が世を去る89年までアフリカを代表...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈リイシュー〉【第1位】

第1位 V.A. 『Palmwine Music of Ghana: From Palmwine Music To Guitar Band Highlife(パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ)』 EL SUR RECORDS(2CDs+Book) ガーナアフリカ最初のポピュラー音楽といわれるパームワイン・ミュージックを知ったのは89年にオルター・ポップから発売されたシエラ・レオーネ出身のS・E・ロジーのアルバムがきっかけでした。同じ年に中村とうようさんが創刊した季刊『ノイズ』創刊号と第...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第10位】

第10位 Youssou Ndour 『Seeni Valeurs』 セネガル春先、MM編集部からユッスー・ンドゥールのスタジオ録音としては6年ぶりとなる新作『アフリカ REKK』のレビュー依頼があったとき、かなり迷いました。というのも、このアルバムは持っていましたが、あまり好きになれなくてほとんど聞いていなかったからです。そこで急きょ、ワールド・マーケット向けの『アフリカ REKK』とは別に、セネガル国内向けに発売された(高価なので買...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第9位】

第9位 Femi Solar 『Iyin Another Live Praise?』 ナイジェリアMM「ベスト・アルバム」、ワールド・ミュージック部門で、15年、16年と2年連続ランクインしたナイジェリア、ジュジュのプリンスの16年発売の新作。MM6月号の輸入盤紹介で深沢美樹さんが取り上げています。フェミの音楽の魅力は、なんといっても、切れ味鋭いパーカッション・アンサンブルによる複雑で迫力満点のポリリズムと、サニー・アデ直系の、フェミの甘...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第8位】

第8位 Gisela Joao 『Nua(ヌア)』 ライス ポルトガル年に1、2回ぐらい、忘れた頃にMM編集部から「クロス・レビュー」の依頼があります。前号「アルバム・ピックアップ」で取り上げた新作の中から7作について、4人の評者がコメントし採点するという名物コーナーです。〆切はタイトですが、ふだん聞かないタイプの音楽にふれられる貴重な機会になっています。本作は17年3月号の「クロス・レビュー」に入っていたアルバム...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第7位】

第7位 Las Migas 『Vente Conmigo』 スペインスペイン、バルセロナで結成されたヌエボ・フラメンコの女性4人組ラス・ミガスの、16年11月に発表されたサード・アルバム。10年発売のデビュー・アルバム『Reinas del Matute』では、あのシルビア・ペレス・クルースが在籍。プロデューサーはあのラウル・フェルナンデス・レフレエでした。この二人の強烈な個性によるのか、知的で、クールで、ピンと張り詰めた空気が感じとれまし...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第6位】

第6位 Losalia 『Los Angeles』 スペインロサリアは93年(いまはスペインとは書きにくいですね)カタルーニャ州バルセロナ生まれの若きカンタオーラ(フラメンコ歌手)。本作は、ラウル・レフレエこと、ラウル・フェルナンダ・ミロのプロデュース/アレンジで、ほぼ彼の先鋭的なギターのみをバックに歌ったデビュー・アルバム。以前、このブログで彼女のことを、「たぶん16歳ぐらいでラウルの娘では?」と書きましたがまちがい...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第5位】

第5位 Klo Pelgag 『L'etoile thoracique(あばら骨の星)』 ビーンズ カナダカナダ東部、フランス語圏ケベック州生まれの27歳。今年の「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」で初来日した女性シンガー・ソングライター、3年ぶりのセカンド・アルバム。本作は『MM』4月号アルバム・ピックアップでレビューさせてもらいました。フランスの才女カミーユ、カナダのSSWファイスト、あるいはジャズ・シンガーのブロッサム・ディアリー...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第4位】

第4位 Ha Van 『Goi Nho Que Huong』 ヴェトナム『ミュージック・マガジン』特集「ベスト・アルバム2017」のワールド・ミュージック部門の第2位は、レー・クインというヴェトナムの女性歌手が戦前戦中の大衆歌謡をカヴァーした『Khuc Tinh Xua, Lam Phuong』でした。いま、ヴェトナムは経済発展による都市化へ反動でしょうか、南や北の古い歌謡曲を見直す動きがさかんなようです。ハー・ヴァンは〝ボレロ〟と呼ばれる南の戦前...

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2017年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム〈新録部門〉【第3位】

第3位 Hiba Tawaji 『30』 レバノン 中東レバノン出身。アラブ歌謡の女王フェイルーズの流れを汲む歌姫ヒバ・タワジ、30歳を記念しての30曲入りダブル・アルバム。全編聞き通すと132分も要する大作ですが、土日の明治村経由、犬山城折り返しの25km走にはちょうどいい尺なので、夏から秋にかけて、走りながらよく聞いたものです。プロデュースは、ヒバの才能を見出し20歳の時からベッタリ指導してきた作編曲家でピアニストのウ...

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プロフィール

tpokjazz

Author:tpokjazz
50歳から走り始め、月平均走行距離200〜300kmの早朝型フォアフット・ランナー。フル・ベスト3時間33分09秒。最近はウルトラ・マラソンにはまっています。介護施設の管理者のかたわら、音楽ライターとして『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』でワールド・ミュージックを中心に執筆。郷土史家みたいなこともやっています。