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記事一覧

2016年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム【第1位〜4位】

第4位 Inul Daratista 『The Best of Inul』 KFC (インドネシア) 10年以上前に〝ゴヤン〟といわれる激しい腰振りダンスでセンセーションを巻き起こしたインドネシアの歌姫イヌル・ダラティスタ。 この秋、仕事で大阪に出張した折、心斎橋のプランテーションで手に入れた。ベスト・アルバムとあるが、ここ3年ぐらいの曲のようだ。 レーベルはなんとケンタッキーフライドチキン! 現地買付に行った店主の丸橋さんによると...

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2016年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム【第5位〜7位】

第7位 Aymee Nuviola 『El Regreso ala Habana』 Valorty (キューバ/USA) キューバを代表する歌姫セリア・クルース。50年代、ラ・ソノーラ・マタンセーラの看板歌手として活躍し、キューバ革命で米国へ移住したのちは〝サルサの女王〟としてNYラテン音楽界に君臨した。 チャーミングなアイドルだったセリアも晩年はド派手な〝ガングロの京唄子〟と化した。私が通っているスポーツ・クラブに日中、顔を出すと、この手の強...

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2016年ワールド・ミュージック・ベスト・アルバム【第8位〜10位】

はじめに 何年かぶりにワールド・ミュージック部門の年間ベスト・アルバムを復活しました。 私が音楽をもっとも集中して聴けるのは早朝ランニングのときです。平日は10〜12km走っているので、キロ5分30秒とすると55〜66分、だいたいCD1枚分です。 これらの時間はもっぱら『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』誌から依頼された新作のレビューの試聴に当てています。 こうした事情もあって2誌でレビューした...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第8章】

第8章 ゴール "YES"、自己と宇宙との同一 時刻は夕方の5時近くになっていた。木々に囲まれた川沿いの狭い道は一段と薄暗くなり、係員の人たちが道路脇のところどころに臨時の夜間照明を灯す準備にかかっていた。照明が点灯される前にはこの山道を抜けたいと願いながら黙々と走っていたら、人家があらわれ視界が急に開けた。 坂を下りたところでUターンして街中に入るための最後の上り坂に入った。ところがこれが手ごわかっ...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第7章】

第7章 80kmあたり LOVE、"I'm not alone anymore."「こうして我慢に我慢を重ねてなんとか走り続けているうちに、75キロのあたりで何かがすうっと抜けた。そういう感覚であった。『抜ける』という以外にうまい表現が思いつけない。」 これは先にふれた村上春樹のエッセイからの抜き書きである。80kmあたりで私も同じ感覚を味わった。 それは突然やって来たのではなく、気づいたらずいぶん楽になっていた。GPSウォッチをみると...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第6章】

第6章 70kmあたり 壊れていく自分をおもしろがる自分 なぜか急にビートルズが聞きたくなった。より正確には、65年発売の『ラバー・ソウル』に入っていたジョン・レノンの作品「Nowhere Man」が聞きたくなった。「Nowhere Man」は「ひとりぼっちのあいつ」の日本語タイトルで、"やくたいもない男"とか、"どこにも行き場のない男"とか、いろいろな訳があるがどれもピンとこない。「Nowhere Man」は「Nowhere Man」としかいいよう...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第5章】

第5章 60kmあたり 体中を激痛が襲う 村上春樹のエッセイ集『走ることについて語るときに僕の語ること』(文春文庫)にはサロマ湖100kmウルトラマラソンを走った体験記が載っている。そのなかで村上は「55キロ休憩地点から75キロまでは(…)緩めの肉挽き機をくぐり抜けている牛肉のような気分だった」と語っている。私もカヌー館からの20kmは同様の気分を味わった。 雨脚はどんどん強くなり本降りになった。太もも内側と臀部の...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第4章】

第4章 50kmあたり 沈下橋に癒やされレスト・ステーションでひと休み 四万十川中流域は山の合間を縫って大きく蛇行している。そんな川沿いの道を走るのだからさぞ雄大な景観が拝めるだろうと思いきや、切り立った山の斜面と針葉樹に挟まれた狭くて暗い単調な山道がクネクネと続く。四万十川は、時折、木々の合間からはるか眼下に見える感じだった。「第22回四万十川ウルトラマラソン」ホームページから。 折り返しの50kmをどう...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第3章】

第3章 45kmあたり ボブ・ディランに突き放される40km付近か? 雨は降っていない。この頃はまだ余裕があった。 ちょうどボブ・ディランのノーベル文学賞受賞が発表された直後だったので、「ライク・ア・ローリング・ストーン」(Like A Rolling Stone)、「マイ・バック・ページズ」(My Back Pages)、「メンフィス・ブルース・アゲイン」(Struck Inside of Mobile with The Memphis Blues Again)といった、お気に入りのデ...

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四万十川100kmウルトラマラソン体験記【第2章】

第2章 40kmあたり 心に芽吹いた嫉妬・憎悪・愚痴 ここからはクネクネと蛇行する四万十川沿いの道を走る。ずっと山の中を走ってきたので開けた景色を見て開放感に満たされ足取りは軽くなった。こうして36.5km地点の昭和大橋にたどり着くと、妻が笑顔で出迎えてくれた。到着時間は予定より10分早い午前9時30分だった。 妻から経口補水液OS-1を受け取ると、1本は飲み干し、1本は携行用にサロモンのフラスク・ボトルに移し替え...

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プロフィール

tpokjazz

Author:tpokjazz
50歳から走り始め、月平均走行距離200〜300kmの早朝型フォアフット・ランナー。フル・ベスト3時間33分09秒。最近はウルトラ・マラソンにはまっています。介護施設の管理者のかたわら、音楽ライターとして『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』でワールド・ミュージックを中心に執筆。郷土史家みたいなこともやっています。