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脱力ランにレゲエはどう?:ボブ・マーリー・ベスト・ソングズ10【最終回】

「Babylon System」− ハイライフを思わせる優雅なグルーヴアフリカ47か国とパプアニューギニアの国旗と、奴隷船に収容されたアフリカ人たちの見取図を描いた18世紀の版画をアルバム・ジャケットにあしらった政治的メッセージ色の濃い、79年リリースのメジャー9作目『サヴァイヴァル』(Survival)収録曲。ここに来て、ボブ・マーリーのアフリカ回帰志向はピークに達した。ワールド・ミュージックの愛好者としては、アフリカ南部の...

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脱力ランにレゲエはどう?:ボブ・マーリー・ベスト・ソングズ10【5】

「Exodus」− ワールド・ミュージックのさきがけ77年発売のアイランド6作目『エクソダス』(Exodus)のタイトル曲。アルバムはボブ・マーリーの最高傑作といわれることもある。じつは私がリアルタイムに買った唯一のアルバムでもある。当時、高1だったから、ちょうどジャズやらブラック・ミュージックやらに興味が移ってきた頃だった。エクソダスとは、旧約聖書の「出エジプト記」の英語表現で、国外への大量脱出を意味するらしい...

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脱力ランにレゲエはどう?:ボブ・マーリー・ベスト・ソングズ10【4】

「Positive Vibration」−「身心脱落」のフィーリング76年発表のメジャー5作目『ラスタマン・ヴァイブレーション』(Rastaman Vibration)冒頭収録曲。ボブ・マーリーがラスタファリズムに傾倒していたことは音楽ファンのよく知るところだ。ラスタファリズム(ラスタファリ運動)とは、30年、エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世が戴冠した際、「アフリカ回帰」を唱えたジャマイカ出身の黒人民族主義指導者マーカス・ガーヴェイの...

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脱力ランにレゲエはどう?:ボブ・マーリー・ベスト・ソングズ10【3】

「No Woman, No Cry」−ベタなぐらい美しいメロディーボブ・マーリーとレゲエが世界中から広く認知されるようになったのは、75年発売のメジャー4作目『ライヴ!』(Live!)が評判になった頃からではないか!? 少なくとも当時、生意気なロック・ファンの中学生だった私はそうだった。『ライヴ!』のクライマックスとして多くの人たちが挙げるのが「No Woman, No Cry」だ。私はこれを聴くといつも、BOROの「大阪で生まれた女」とか...

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脱力ランにレゲエはどう?:ボブ・マーリー・ベスト・ソングズ10【2】

「Put It On」−神と一体になれた喜びを神に感謝する歌63年の結成以来のメンバーだったピーター・トッシュとバニー・ウェイラーが脱退する前の最後のアルバム『バーニン』(Burnin')に収録。発売は『キャッチ・ア・ファイア』発表から半年後の73年10月。エリック・クラプトンが74年のアルバム『461 オーシャン・ブールヴァード』の中でカヴァーしヒットさせた「アイ・ショット・ザ・シェリフ」(I Shot the Sheriff)のオリジナル...

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プロフィール

tpokjazz

Author:tpokjazz
50歳から走り始め、月平均走行距離200〜300kmの早朝型フォアフット・ランナー。フル・ベスト3時間33分09秒。最近はウルトラ・マラソンにはまっています。介護施設の管理者のかたわら、音楽ライターとして『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』でワールド・ミュージックを中心に執筆。郷土史家みたいなこともやっています。