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記事一覧

〝フェラ・クティ原理主義者〟宣言: 『ミュージック・マガジン』 特集「アフロビートの現在」に寄せて

アフロビートへのトランスグローバルな視点 『ミュージック・マガジン』4月号の特集「アフロビートの現在」で、大石始さんと吉本秀純さんが選んだアルバムの中からいくつか紹介記事を書いてもらえないかとのオファーが編集部からありました。 受けてはみたものの、ラインナップはほとんど聴いたことがないものばかり。結局、私が書いたのはシェウン・クティ(Seun Kuti)、コログボ(Kologbo)、チェチェク(Kyekyeku)の3本き...

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ランナーズ・ハイになる − Oliver Mtukudzi「Rongadondo」

道ばたの猫も逃げない晩夏とはいえ、まだ蒸し暑い曇天の朝。いつもの河川沿いの土手道を遡り「ホタルの里」で折り返して15km付近に差しかかった田園地帯の直線緑道を走っている時、ランナーズ・ハイに陥った。ランナーズ・ハイになると、瞼がとろんとしてきて、前方遠くをぼんやり見ている感覚になる。意識はしっかりしているが、「何か」について考えることはない。疲れや筋肉の痛みを感じないどころか、走っていることへのリアル...

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ランナーズ・ハイにハマる - "Africa Express presents...Terry Riley's In C Mali"

ランとミニマル・ミュージックランニングはシンプルな身体動作のくり返しである。だから、短いメロディやリズムのパターンを反復しながら少しずつずらしていくミニマル・ミュージックとは相性がいいに決まっている。ところが、実際にランニングで使ってみると意外と合わない。走り続け、疲労が貯まってくると、この有機的身体に、現代音楽にありがちな構築的で無機的な質感が重くてたまらないのだ。テリー・ライリーは、ラモンテ・...

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プロフィール

tpokjazz

Author:tpokjazz
50歳から走り始め、月平均走行距離200〜300kmの早朝型フォアフット・ランナー。フル・ベスト3時間33分09秒。最近はウルトラ・マラソンにはまっています。介護施設の管理者のかたわら、音楽ライターとして『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』でワールド・ミュージックを中心に執筆。郷土史家みたいなこともやっています。