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記事一覧

2019年 ベスト・アルバム [旧録] 10位

第10位V.A. 『真説じょんがら節 - 甦る津軽放浪藝の記憶』 オフノート / 華宙舎いまや〝津軽三味線〟は、民謡というよりジャズやロックやブルースに近いジャンルになっています。しかし、津軽民謡の本来の主役は三味線ではなく〝唄〟でした。本作は、28〜57年録音のSPから、当時を代表する唄い手と三味線奏者による〝津軽三つもの〟といわれる「津軽じょんがら節」「津軽よされ節」「津軽小原節」を中心に選曲した44曲を厳選し...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 9位

第9位V.A『マンボの祝祭』+『マンボの散歩』(改訂版) ディスコロヒアかつて中村とうようさんのレーベル、オーディブックから出ていた同名2タイトルをベースに、LP時代のとうようさんのレーベル、スープ・レコード発売の『マンボの研究』『マンボの快楽』収録曲、同じくとうようさんの選曲で03年にライスから発売された『キューバ音楽の真実』収録曲を追加して、その後、新たに判明した事実やデータも考慮に入れて田中勝則さ...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 8位

第8位V.A. 『南米フォルクローレの原風景』 ディスコロヒア南米フォルクローレが日本で広く知られるようになったのは、70年にサイモン&ガーファンクルの 「コンドルは飛んで行く」 のヒットがきっかけでした。その後、アルゼンチンから来日した夫婦デュオ、クリスティーナとウーゴ、クリスティーナの妹グラシェラ・スサーナによってフォルクローレ人気が高まりました。74年、ロックに目覚めた私にとってフォルクローレは時代遅れ...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 7位

第7位V.A. 『ダンソーンからチャチャチャへ〜キューバン・ダンス・ミュージックの基軸』 ディスコロヒアダンソーンは、ソンと並んでキューバ音楽の根幹をなすダンス音楽です。ソンを掘り下げた編集盤はたくさんあるのに、ダンソーンをキューバ音楽史の文脈で採り上げた編集盤がほとんどないことがずっと不満でした。田中勝則さん主宰のディスコロヒア発売の本作は、知るかぎり、ダンソーンの本質に真正面から取り組んだ初めての編...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 6位

第6位オルケスタ・アラゴーン 『78回転レコーディングス・コレクション 1953-57』 ディスコロヒアオルケスタ・アラゴーン結成80年を記念して、53年のレコード・デビューから57年までの4年間にRCAヴィクターから発売されたSPレコード時代の音源から50曲をほぼ録音年順に配した2CD+ブック。『ミュージック・マガジン』2019年11月号の特集「ラテン/カリブ音楽アルバム・ベスト100」で、私は9位に本盤を選びました。アラゴーン...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 5位

第5位Zeal Onyia 『Trumpet King Zeal Onyia Returns』 BBE60年にナイジェリアの首都ラゴスを初めて訪れたルイ・アームストロングが〝ナイジェリアのヘップ・キャット(最先端)〟と絶賛した天才トランペット奏者ジール・オニイア Zeal Onyia の激レア・アルバムのストレート・リイシュー。オニイヤにリーダー・アルバムがあったとは、アフリカ音楽通のあいだでさえあまり知られていなかったようです。もちろん、私も知りませんで...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 4位

第4位アントバルズ・キューバン・オール・スターズ 『ハバナ・ビッグ・バンド・サウンド!』 Blue Moon / ディスコ・カランバ30年、ドン・アスピアス楽団の「エル・マニセーロ(南京豆売り)」 の大ヒットによって世界的なルンバ・ブームが起こりました。その仕掛け人こそ、ドンの兄でNY在住の資産家ビジネスマンだったマリオ・アントバルとその妻で女優のマリオン・サンシャインでした。それから約20年をへたキューバ革命の真...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 3位

第3位 V.A. 『アーリー・コンゴ・ミュージック 1946-1962』 EL SUR RECORDS 17年の『パームワイン・ミュージック・オヴ・ガーナ』に続いて、原田尊志さんのエル・スール・レコーズから、深澤美樹さんが、中央アフリカの二つのコンゴでルンバと呼ばれ独自の発展を遂げたポピュラー音楽の黎明期の姿を、貴重な音源に日本語/英語併記のくわしい解説を付けてていねいに綴った豪華ボックス入り2CD+ブック。本作はたんに楽曲を発表...

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2019年 ベスト・アルバム [旧録] 2位

第2位嘉手苅林昌 『島唄黄金時代の嘉手刈林昌』 アカバナー/TERURIN沖縄島唄の巨匠、〝風狂歌人〟嘉手苅林昌(かでかる・りんしょう)が、60年代後半に地元のマルテル・レコードに残したシングルから18曲を盤起こしで初復刻した録音集。編さんと解説は音楽評論家、プロデューサーの藤田正さん。乾いた音色の三線を弾きながら飄々と歌うというのが私の嘉手苅のイメージでした。本盤もそのイメージ通りとはいえ、69年に竹中労と出...

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プロフィール

tpokjazz

Author:tpokjazz
50歳から走り始め、月平均走行距離200〜300kmの早朝型フォアフット・ランナー。フル・ベスト3時間33分09秒。最近はウルトラ・マラソンにはまっています。介護施設の管理者のかたわら、音楽ライターとして『ミュージック・マガジン』と『レコード・コレクターズ』でワールド・ミュージックを中心に執筆。郷土史家みたいなこともやっています。